Artificial Bone for Total Hip Arthroplasty

股関節設計

 

新しい全人工股関節置換術の提案

人工股関節の最も適した配置を実現するためのオーダーメード型寛骨臼テンプレートの製作である。従来品では製品が規格化されており、その形状に合わせて生体骨側を削ることで配置するしかなく、本来の関節位置から外れた状態で取り付けられることが多い。この問題に対して、患者個人の臼蓋形状に合わせて欠損部を復元するための人工臼蓋を設計し、荷重に対する強度と、骨再生を考慮した形状デザインをすることで、本来の関節位置に設置でき、生体骨を可能な限り傷つけない、全人工股関節置換術が実現できる。これは従前に比べ、手術時間の短縮、術後の早期回復、耐久性の向上等の効果がある。