LARYNGOSCOPE

使いやすく人体を傷つけない新型喉頭鏡

 

経験値の浅い医療従事者が使用する医療現場の変化に適応できるようにデザイン設計して操作性を向上した喉頭鏡である。適切な力でコントロールできるなどの操作性を向上し、気管挿管ミスの解消を行う。
ブレード部を透明化し、光源は高輝度LEDを使用して光量・拡散角を広げて術者の視野を向上することができ、災害時の暗所でも容易に使用できる。


50年以上の長期間イノベーションされていない医療機器の一つである喉頭鏡は麻酔・集中治療・救急などの医療現場において、適切な換気が維持できない患者に対し、気管に挿入したチューブから酸素を供給する気道確保法の一つ:気管挿管時に使用する医療機器である。主に気管挿管に使用されるが、気道に詰まった異物の除去や口腔内の観察にも使用する。喉頭鏡使用時は大きな力を必要とする為、患者・医師双方にとって負担が大きく、これによる合併症の危険が高い。たくさんの施術者が使用感に対して満足せず、機器への慣れや経験値に頼ってきた医療機器の一つである。その構造や形態をデザインという視点からアプローチし、形態、物理機能の拡大、使いやすさの向上を目指し、負荷が少なく、力の弱い医療従事者にも使用しやすく、必要な部位に確実に働く喉頭鏡を構築できた。