Nebulizer

経肺薬展開デバイス

 

流体力学を高度に利用し空気の2層流をつくることにより、効率良く粉薬剤が気管支まで展開できる新型経肺器を開発。呼吸器系を対象とした局所的な治療への利用のみならず、全身作用薬の投与への利用が可能である。インフルエンザウイルスの増殖抑制薬であるリレンザや、糖尿病患者へのインスリンの吸入など広く対象とすることができる。投薬した薬剤が患部へ送達されねばならないのだが、現状では薬剤の多くが咽頭付近の内壁に衝突するため、全薬剤の4分の1程度しか患部へ到達していなかったが、この新しいメディカルデザインで設計したデバイスの2層流噴射方式では、薬剤のターゲット部への到達率は飛躍的に向上する。高効率でターゲット部位へ薬剤を搬送できることで、患者1人あたりに対して使用する薬剤が減少し、より多くの患者に対してより安価に同等の治療行為を行うことができる。